カーペットはリサイクルできる？処分方法も詳しく紹介

いらないカーペットの処分で困っていませんか？
カーペットはサイズや種類によって処分方法が変わります。
今回は、カーペットの処分方法をいくつか解説していくので、自分に合った処分方法を見つけてみてください。

▼この記事の要点

・カーペットは大きさによって処分方法が変わる
・粗大ゴミとして考える場合の処分方法は5つ
・カーペットの処分方法は、費用や時間などさまざまな面で見るべき
・おすすめは不用品回収業社

要らなくなったカーペットの処分方法は？

要らなくなったカーペットの処分方法は、大きさや種類によって異なります。
以下の4パターンに分けて処分方法を解説して行くので、参考にしてください。
・大きいカーペットの処分方法
・小さいカーペットの処分方法
・カットして処分する場合
・電気カーペットの処分方法

大きいカーペットの処分方法

まず、大きいカーペットの処分方法を解説していきます。
自治体によっても処分方法は異なりますが、基本的にゴミ袋に入らない大きさのカーペットは、粗大ゴミ扱いです。
そのため、処分には費用がかかります。
料金は自治体によって変わりますが、東京都新宿区の場合は、1畳以内は400円、1畳を超える大きさは800円の処理手数料が発生します。
一方で大阪市大阪府の場合は、6畳未満は200円、6畳以上は400円です。
自治体によって処分費用が大きく変わってくることが分かりますね。
粗大ゴミ扱いのカーペットの処分方法は、後で詳しく解説していきます。

小さいカーペットの処分方法

ゴミ袋に入るくらい小さいカーペットの場合は、一般ゴミとして出すことが可能です。
ただ、燃えるゴミか燃えないゴミかを判別する必要があります。

燃える燃えないの見極め方

ゴミ袋に入れることができる小さいカーペットの場合は、家庭ゴミ回収に回すことができます。
バスマットなどのカーペットですね。
ただ、燃えるか燃えないかの判別は必要なので、以下の表を参考にしましょう。

ゴミの種類	カーペットの種類や素材
可燃ゴミ	い草、綿、絹、麻、竹、ウールなど 天然繊維や素材のみでできたカーペット
不燃ゴミ	レーヨン、アクリル、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロンなど 合成繊維で作られたカーペット カーペットの裏に滑り止めがついているもの 正方形タイルカーペット

カットして処分する場合

大きいカーペットで粗大ゴミでの処分に当てはまるサイズのものでも、カットすれば家庭ゴミとして出すことが可能です。
例えば、東京都23区では、一辺が30cm以上のもので、指定ゴミ袋に入らないものを粗大ゴミとしています。
つまり、30cm以内にカットしてしまえば、家庭ゴミとしていつもの回収場所に出せてしまうということです。

カーペットのカット方法

カーペットをカットする際は、専用のカーペットカッターや裁ちばさみが必要です。
手順としては、まずカーペットに30cm四方の線を引きます。
この線が切るときのガイドの役割を果たしてくれるわけです。
線が引けたら、実際に切っていきます。
ここで注意なのですが、厚みのあるカーペットを切る場合は、力が入りすぎて怪我をしないように気をつけてください。
カーペットの種類によっては、素材や厚さの問題でカットが難しい場合があります。
そうした場合は、無理せずに不用品回収業者に頼むなどしましょう。
薄いカーペットでも、丸々1枚切り終わるには相当な体力と時間が必要です。
特に、裁ちばさみを長時間使用していると、だんだん力が入らなくなってきます。
ひどい場合は腱鞘炎になってしまうこともあるので、注意しましょう。
30cm四方で切れたら、紐で縛ってからゴミ袋に入れると、袋の中で散らばらないので便利です。
カーペットを切って処分することはできなくはないですが、労力がかかり、怪我のリスクもあるので、できるだけ不用品回収業者に頼むようにしましょう。

電気カーペットの処分方法

中には電気カーペットを使っている方もいるかと思います。
電気カーペットもカットすれば家庭ゴミとして出せなくはないのですが、中に電熱線が入っているので切るのが難しく、何より感電の危険性があります。
ですので、電気カーペットの場合は素直に不用品回収業者を利用しましょう。

粗大ゴミとして処分する方法5選

続いて、粗大ゴミとしてカーペットを処分する方法について5つご紹介していきます。

1.自治体に回収を依頼
2. 処理施設に直接持ち込む
3. リサイクルショップに買い取ってもらう
4. 購入するタイミングで引き取ってもらう
5. 不用品回収業者にカーペットの処分を依頼

１．自治体に回収を依頼

1つ目の方法が、自治体に回収を依頼する方法です。
手順は各自治体によって異なる場合もありますが、概ね以下の通りです。
・壮大ゴミ受付センターに連絡して予約をする
・処理料金分の粗大ゴミシールをカーペットに貼り付ける
・指定日時に捨てるカーペットを指定場所に運ぶ
・自治体が回収
この方法は、最もオーソドックスではありますが、費用がかかるのと、自分でシールを貼らなければいけないなどの手間がかかります。

２．処理施設に直接持ち込む

2つ目は、処理施設に直接持ち込むという方法です。
自治体が指定した回収場所に自分で運び込む必要があります。
料金は安くすみますが、その分自分で運搬しなければいけないので手間がかかります。
大きなカーペットの場合は、車を出す必要もあるでしょう。
また、自治体によっては直接の持ち込みは受け付けていない場合もあります。
持ち込みたいと考えている場合は、事前に持ち込みができるかどうか調べておきましょう。

３．リサイクルショップに買い取ってもらう

リサイクルショップに持っていけば、カーペットを買い取ってもらえます。
処分してさらにお金をもらえるので、お得な方法と言えるでしょう。
ただ、カーペットの状態がかなりよくないと買い取ってもらえないというネックもあります。
買取の査定をしてもらうには、カーペットをリサイクルショップに持ち込まなければいけない場合が多く、買い取ってもらえなかった場合は、持って帰らなければいけません。
ですので、リサイクルショップに持ち込む前に問い合わせて、買取できる状態かどうか聞いてみるのがおすすめです。

４．購入するタイミングで引き取ってもらう

カーペットを買い替える予定の方は、購入する店舗に持ち込んで、引き取ってもらうことができます。
購入者向けのサービスとなっているため、全員が利用できるわけではありませんが、当てはまる場合は利用した方が良いでしょう。
各家具店で引き取りを行なっているので、購入予定のお店のホームページで確認してみてください。
引き取りサービスは、自分でカーペットを切ったり、リサイクルショップに持ち込んだりするのが面倒な方におすすめです。

５．不用品回収業者にカーペットの処分を依頼

民間の不用品回収業者に回収を依頼する方法です。
電話やホームページから連絡して、あとは待っているだけで良いのでかなり楽で手間のかからない方法と言えます。
回収料金は業者によって変わりますが、自治体と同じくらいの料金でやってくれることが多いです。
自宅まで取りに来てくれることに加え、家の中から運び出してくれることも考えると、かなりメリットの大きい方法だと言えます。
さらに、最近の不用品回収業者は、即日対応や早朝、深夜対応できる業者が多いので、ユーザーの都合に柔軟に合わせることが可能です。
また、業者によっては買取も行ってくれます。

悪徳不用品回収業者に注意

不用品回収業者の中には、悪意を持っている業者も存在します。
回収した不用品を不法投棄されたり、後から難癖をつけられて高額請求されることもあるので、注意が必要です。
そのような業者を選んでしまわないためにも、ホームページをしっかり確認するようにしましょう。

カーペットの処分費用

カーペットの処分にかかる費用を表にまとめたので、参考にしてください。

料金・費用	処分方法
無料	カーペットを切断して捨てる
400円〜1200円（自治体による）	自治体の粗大ゴミとして処分
無料または一律500円程度	処理施設に直接持ち込む
無料	リサイクルショップでの買取
2,000円〜（業者によって違いあり）	不用品回収業者に依頼

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