ブラウン管の処分方法は？お得で便利に処分できる方法を紹介

不要なブラウン管の処分方法がわからずに悩んでおりませんか？
ブラウン管には「ブラウン管テレビ」と「ブラウン管モニター」の2種類があり、処分方法が異なります。

知らずにゴミとして処分してしまうと損をしてしまったり、最悪の場合不法投棄で罰せられる可能性もあります。

それぞれの処分方法を理解して正しく処分しましょう。

どうやって処分したら良いの？
業者に頼むといくらかかるの？
お得に処分する方法はないの？

そんな風にお悩みの方のために、今回はブラウン管のお得で便利な処分方法をまとめました。

▼この記事の要点

• 要らなくなったブラウン管を処分する方法を紹介
• 費用面や手間など、さまざまな面で方法を選ぶべき
• ネックになるのは手間
• おすすめは不用品回収業社

詳しく解説していきますので、是非参考にしてください！

ブラウン管テレビとブラウン管モニターの違い

ブラウン管テレビは、チューナーがついていてテレビを見ることができるものになります。

ブラウン管テレビは「家電リサイクル法」によって処分方法が定められていて、粗大ゴミとして処分することはできません。

一方、ブラウン管モニターはパソコン用のモニターのことで、テレビを見ることはできません。

ブラウン管モニターは「資源有効利用促進法」の対象で、こちらも粗大ゴミとしては処分できません。

まずはブラウン管モニターの処分方法から解説していきます。

いらなくなったブラウン管モニターを処分する方法3選

いらなくなったブラウン管モニターの処分方法を3つ紹介します。

1つずつ解説していきます。

リサイクルショップに買い取ってもらう

ブラウン管モニターはリサイクルショップで買い取ってもらえる場合があります。

ただし、今の時代ブラウン管を欲しがる人はかなり稀なため、リサイクルショップでも買い取りを拒否される可能性があります。

ちなみに、ハードオフやセカンドストリートではブラウン管の引き取りは受け付けておりません。

しかし、ブラウン管テレビはゲームをする際に反応速度が液晶テレビよりも早いということで、コアなゲーマーには需要があるようです。

リサイクルショップに持ち込む際は事前に引き取ってもらえるか確認をしましょう。

メリット：すぐに現金化できる

デメリット：買い取ってもらえない可能性がある

パソコンメーカーに依頼する

2003年10月以降に販売された家庭向けのパソコンには、「PCリサイクル法マーク」がついています。

このマークがついているブラウン管モニターは、製造メーカーが無料で回収してくれます。

モニターの裏側にマークがついていないか探してみてください。

マークがついていない場合は、「回収再資源化料金」の4000円を払うことで製造メーカーに処分してもらえます。

製造メーカーへの処分依頼方法は下記の通りです。

PCリサイクル法マークがある場合

1. 電話やインターネットで、処分するモニターのメーカー問い合わせ窓口に申し込む
2. 申込後、エコ・ゆうパック伝票や排出手順書などが届く
3. 1つずつ梱包し、伝票を貼り付ける
4. 集荷を依頼するか郵便局に持ち込んで、メーカーに送付する

PCリサイクル法マークがない場合

1. 電話やインターネットで、処分するモニターのメーカーの問い合わせ窓口に申し込む
2. 申し込み後、PCリサイクル料の払込票が届く
3. コンビニなどでリサイクル料を支払う
4. 料金支払い後、エコ・ゆうパック伝票や排出手順書などが届く
5. 1つずつ梱包し、伝票を貼り付ける
6. 集荷を依頼するか郵便局に持ち込んで、メーカーに送付する

パソコン3R推進協会に依頼する

製造メーカーがすでにパソコン業界から撤退している場合は、「パソコン3R推進協会」に処分を依頼できます。

パソコン3R推進協会とは、パソコンのリデュース（Reduce）、リユース（Reuse）、リサイクル（Recycle）を促進している協会です。

パソコン3R推進協会に処分を依頼する場合は、1台につき5,500円（税込）の費用がかかります。

PCリサイクルマークがついていてもリサイクル料が必要になるので注意しましょう。

パソコン3R推進協会への申し込み方法

1. 下記のいずれかの方法で問い合わせ窓口に申し込む

• インターネット
• 専用の回収申込書をFAX
• 専用の回収申込書を郵送

※電話では申し込みができません。

2. 申し込み後、PCリサイクル料の払込票が届く
3. コンビニなどでリサイクル料を支払う
4. 料金支払い後、エコ・ゆうパック伝票や排出手順書などが届く
5. 1つずつ梱包し、伝票を貼り付ける
6. 集荷を依頼するか郵便局に持ち込んで、パソコン3R推進協会に送付する

メリット：不要なブラウン管モニターを処分できる

デメリット：処分費用がかかる

要らなくなったブラウン管テレビを処分する方法5選

ここからは要らなくなった「ブラウン管テレビ」の処分方法を5つ紹介していきます。

1つずつ解説していきます。

自治体の指定業者に処分してもらう

お住まいの自治体に相談すると、専門業者を紹介してくれます。

自治体が紹介する業者は「一般廃棄物」の収集許可を受けているため「家電の収集運搬」、「家電リサイクル券の取扱い」が可能です。

自宅まで回収に来てくれるので便利ですが、自宅の玄関前など、業者が指定する回収場所までブラウン管テレビを自力で運び出す必要があります。

メリット：自宅まで回収に来てくれる

デメリット：ブラウン管テレビの搬出は自分でやらなくてはならない場合がある。

指定取引場所に直接持っていく

「指定取引場所」とは、メーカーが使用済みの自社製品を引き取るための拠点のことです。

この指定取引場所に直接自分で不要になったブラウン管テレビを持ち込むことで、収集・運搬料金をかけずに「リサイクル料金」のみで処分することができます。

この場合、事前に郵便局でリサイクル券を購入する必要があります。

ただし、指定取引場所には自力で持ち込む必要があるため、ブラウン管テレビの大きさによってはレンタカーなどで大きめの車を手配する必要があり、余計な費用がかかってしまう可能性があります。

メリット：自分で持ち込むので「運搬料」がかからない

デメリット：持ち込むための手段も自分で用意しなくてはならない

家電量販店に引き取ってもらう

買い替えのために新しいテレビを購入する場合、購入先の家電量販店に古いテレビの引取処分を依頼できます。

また、新規購入をしない場合でも、処分するブラウン管テレビを購入した家電量販店であれば処分の依頼が可能です。

この場合、店舗もしくは出張買取時に業者へ「リサイクル料」と「運搬料」を支払うことになります。

金額は販売店に確認しておきましょう。

リサイクル料はメーカーによって変わります。

ご自分で調べる場合は「（財）家電製品協会　家電リサイクル券センター　再商品化等料金一覧」で検索してみてください。

メジャーな家電量販店のリサイクル料および運搬費は下記の通りです。

店舗名	リサイクル料	運搬費 （買い替え）	運搬費 （引取のみ）
ヨドバシカメラ	15型以下→1,320円～ 16型以上→2,420円〜	550円	✕
ビックカメラ	15型以下→1,320円～ 16型以上→2,420円〜	1,650円	5,000円
ヤマダ電機	15型以下→1,320円～ 16型以上→2,420円〜	1,650円	4,400円
ケースデンキ	15型以下→1,320円～ 16型以上→2,420円〜	1,650円	別途費用追加
ベスト電気	15型以下→1,320円～ 16型以上→2,420円〜	1,650円	4,400円
ノジマ	15型以下→2,420円〜 （リサイクル料＋運搬料） 16型以上→3,520円〜 （リサイクル料＋運搬料）	–	別途費用追加

※税込みの金額です。

リサイクルショップで買い取ってもらう

ブラウン管テレビも、ブラウン管モニター同様、需要がほとんどないため、リサイクルショップでも引き取ってもらえない可能性があります。

ただし、ブラウン管テレビはファミコンなどレトロゲームを楽しみたい人に需要があるようです。

持ち込む前に事前にリサイクルショップに確認することをおすすめします。

メリット：不要なブラウン管モニターをすぐに現金化できる

デメリット：買い取ってもらえない場合もある

不用品回収業者に依頼する

総合的に最もおすすめな方法です。

不用品回収業者は下記の点でメリットがあります。

• 自宅まで回収しにきてくれる
• ブラウン管テレビの搬出などもすべて任せられる
• ブラウン管テレビ以外の不用品があればまとめて処分を依頼できる
• 業者によっては即日対応してくれるところもある

依頼の手順は下記の通り

• インターネットで不用品回収業者を探す
• 見積もりを取る
• 回収してもらう

悪徳業者には注意しましょう！

不要品回収は営業許可を受けている業者しか行うことができません。

許可を受けていない悪徳業者に依頼をしてしまうと下記のような危険があります。

• 「回収は無料」だけど「別途処分料がかかります」など、高額な金額を請求される
• 回収した不要品を不法投棄される

特に、市内を巡回している不要品回収業者には依頼しないようにしましょう。

営業許可を受けている正当な業者は市内巡回はしていません。

つまり、市内を巡回しながら不要品を回収している業者は営業許可を持っていない悪徳業者の可能性が高いです。

インターネットで不用品回収業者を探す際のポイント

下記のようなポイントを意識して依頼する業者を確認します。

• ホームページがあるか
• 住所や電話番号が記載されているか
• 料金体系が明確に記載されているか
• 電話などで事前に概算の見積もりを出してくれるか
• 営業許可証を提示しているか
• 口コミや評判もチェック

メリット：早くてラク！ブラウン管テレビ以外の不用品があればまとめて処分できる

デメリット：依頼する業者を慎重に選定しなくてはならない

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＼評判・口コミ／

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